中国にものを言えない新聞社

何故日本の新聞社は中国にまともにものが言えないのか。

なぜなら1964年に締結された日中新聞記者交換協定があるからです。内容は次の通りです。                              

1.日本政府は中国を敵視してはならないこと。

2.米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しないこと。

3.中日両国関係が正常な方向に発展するのを妨げないこと。

 (二項目は、台湾政府を正式な政府とは認めないという意味です。)

要するに中国に対して、不利な記事は書かないと約束するものであり、報道の自由を自ら放棄したものである。

1973年末にこの日中新聞記者交換協定は失効することとなったが、再度1974年に、在中国日本大使館参事官と王珍中国外交部新聞局副局長との間で新しい取り決めが交わされた。しかしその内容は公表されていない。

何故、内容が公表されないのか。                              

これでは我が国は、中国の属国になったように感じるのは、私だけでしょうか。